SHOP商業施設をお考えの方
木造で造る商業施設
大きさ・目的・法の制約が絡み合う建築はそう多くありません。
商店街の軒先建築から高層ビルの賃貸物件まで色んな場所に築かれます。
構造も多様化し、あえて木造で作るメリットを考えたいと思います。
木造の特徴は構造材をそのまま生かし意匠性が担保した表現が出来る事。
また、内装材として、木のもつ表情を際立たせ素材としてそのままの魅力を表現できる事にある。
近年、観光地に残る旧商家や豪族・武家屋敷など魅力ある建物がリノベーションにより魅力を取り戻し商業施設化へと進んだ。その目的は近代建築が余りに施工にかける時間を短縮し、工業製品の使用に選択肢を選んだ為ではないでしょうか。
木造建築は山に苗木を植え、成長過程で手入れをし、数十年という歳月が経過し初めて成長伐採の時期を迎える。その時間が待てない程、戦後経済成長が急激だったのかも知れません。われわれは、あえて木造を選ぶ世紀に居るのではないでしょうか。
木の魅了とは
他の材料との相乗的な魅力を向上させる事にある。
内外装を問わず人間の五感に問いかけてくる要素を持つ。
視覚的にも複雑に組み合わせることが可能であり、
そこから作り出されるカタチにある。
触覚的には素材を感じ・臭覚的には個々の材種が持つ特性が際立つ。
これからの商業施設にはコストパフォーマンスを含め耐震性能や環境性能にもこだわった設計を行い、様々な利用者のニーズに合った高品質で付加価値の高い木造(木質)空間提案をする事だと感じます。